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詩 『 間違い探し 』

       あなたは必要としていた
       だれかを必要としていた
       ぼくじゃなくてだれでもよかった
       やさしい言葉をかけてくれるなら
       だれでもよかった
       あなたは自分の口でそう言った
       そのときのぼくの気持ちなんて
       あなたは知らない
       どんなにぼくが驚嘆と悲嘆の呻きを漏らしたかも
       あなたは知らない
       あなたにはぼくの気持ちはどうでもよかった
       あなたにはぼくなんか必要じゃなかった
       だからぼくは
       あなたのことがちっとも好きじゃなくなった
by dreaming_star | 2004-09-06 19:35 |
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