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詩 『 誰も知らない太陽 』

       瀬戸内に掛かる尾道大橋
       車窓に張り付くようにして
       ぼくの一日は始まる
       
       のそりのそり
       朝寝坊の太陽は
       眠気眼をこすりながら
       おぼろげな輝きを見せ始め
       目覚める頃には
       元気いっぱいに
       ぼくの眺める車窓を
       海面をすべるように
       追いかけてくる
       
       太陽は
       輝きを増しながら橋の上に昇り
       ぼくは
       目の眩む輝きの中に
       ぽつんと逆反する
       黒い斑点を見つける
       
       あっ!
       ぼくはとっさにそう言っていた
       そのことに誰か気付いた人はいないかと
       すぐさま回りを見渡したが
       気付いた人は誰も居そうになかった
       
       車窓に広がる太陽は
       いつもそこにある
       忙しない日常を繰り返す人には
       太陽の異変さえ
       気付かないものなのか
       
       ぼくは目を瞬かせながらも
       一日の始まりを告げにやって来た太陽に
       はっきりと浮かび上がる黒点を見る
       
       誰もぼくの心を知らないように
       誰も知らない太陽がそこにあった
       
       
       太陽で大規模フレア発生 アストロアーツ
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by dreaming_star | 2005-01-19 22:45 |
【 一行詩 】 雨
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吐息のかかる窓ガラスにきみは絶望の雨を滴らせる
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by dreaming_star | 2005-01-03 20:42 |
【 一行詩 】 写真
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語り始める写真を目前にしてぼくは目を反らすことが出来なかった。

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WORLD PRESS PHOTO 04の図録を手にする機会に恵まれた。
目を背けたくなるような戦争の齎す残酷な写真集である。

ぼくは幸いにも
平和な日本に日本人として生まれてきた。
もしぼくが
戦闘真っ最中の地で生まれていたら
物の考え方も世間の見方も
全く違う
別の人間になっていたことだろう。

ぼくの耳には
今も嘆き悲しむ声がこだまする。
詩集
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by dreaming_star | 2005-01-03 00:52 |