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詩 『 雨 』

       昨夜から
       見え隠れしている黒雲
       今朝の西の空に覆い被さり
       大海をひとっ飛びする
       シロナガスクジラのように
       がばーっと開けた大きな口で
       白雲や青空の海を
       今まさに飲み込もうとしている
       
       ぽつり ぽつり
       絹糸を垂らし滑り降りる滴
       目指した雨宿り先の水溜りに
       日の光のような水泡を見せる
       ころころと転がせ
       一瞬
       水晶のような輝きを見せると
       また静かな眠りにつく
       
       地面を踏み鳴らし
       歩み寄る黒雲の使者たち
       立ち塞ぐものは
       何もないかのように
       ぼくの影をも踏み付けに
       どっとどっとと
       足並み揃えてやってくる
       
       黒雲に追われた空から
       大粒の雨が
       ぼくを諌めにやってくる
       両手を広げ
       ぼくは
       黙って
       雨を抱きしめる
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by dreaming_star | 2004-05-31 22:31 |
のらねこ物語32 『 かんばんむすめ 』
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前回ののらねこ食堂

「最近、お客さんがめっきり減っちゃったわね。」
「よし、ぼくも呼び込み手伝うよ。」
「看板娘も出来ました。
 みなさん是非一度、お越し下さい。」

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by dreaming_star | 2004-05-31 06:20 | のらねこ物語
詩 『 頑固爺さん 』

       近所にいる頑固爺さん
       いつも怖い顔しているから
       近寄る人は誰もいない
       怖いからぼくも近寄れない
       近所にいる頑固爺さん
       いつもの怖い顔をして
       野良猫に合いにやって来る
       恐れもせず野良猫はそこにいる
       「たまご食べるか、ほらっ。」
       頑固爺さんが
       ゆで卵を野良猫の足下へ放ると
       野良猫は
       クンクン と匂いを嗅ぐだけで
       またいつものしたり顔をする
       「食わんのか、お前。」
       頑固爺さんは
       さらに怖い顔をして
       右手を野良猫の頭上に振り上げる
       野良猫は
       そっぽを向いている
       「こらっ!」
       頑固爺さんは
       振り上げた手をさらに高く上げ
       野良猫の頭上にかざす
       野良猫は
       それでも知らん顔をする
       野良猫は知っているのだ
       頑固爺さんが振り上げた右手で
       決して自分に振り下ろさないことを
       頑固爺さんがそうやって
       強がって見せているだけだということを
       よく知っているのだ
       
       次の日
       頑固じいさんに会ったので
       こんにちは
       と挨拶をすると
       頑固爺さんは怖い顔のまま
       聞こえない振りをした
       野良猫にそっくりだな
       くすっと笑うと
       頑固爺さんは
       あの怖い顔でぼくを睨んだ
       こんにちは
       ぼくはさっきよりも
       大きな声で挨拶をしても
       頑固じいさんは返事もしない
       そのとき僕は思った
       頑固爺さんが
       野良猫に向かって振り上げた手の分だけ
       ぼくは頑固爺さんに挨拶しようと
       そのときがやって来たら
       きっと
       頑固じいさんは
       怖い顔もせず
       こんにちは
       と言い返してくれるだろうと
       
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by dreaming_star | 2004-05-30 21:21 |
みゅーちゃん2
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お母さんといっしょの所。
むくむくしていて
ぬいぐるみみたいでした。

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by dreaming_star | 2004-05-30 20:03 | のらねこさんの写真
みゅーちゃん1
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きょうものらねこさんに会いに行くと
みゅーちゃんも来ていました。
思わず、
みゅーちゃん、会いたかったよー
なんて叫んでしまいました。

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by dreaming_star | 2004-05-30 20:01 | のらねこさんの写真
のらねこ物語31 『 ふわぁー 』
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あさですよー。早く起きてくださーい。

ふわぁー、そろそろ起きるかなー。
でもまだ眠いから、もうちょっとだけ寝よ。

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by dreaming_star | 2004-05-30 06:44 | のらねこ物語
詩 『 お久しぶりです 』
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       みゅーちゃん
       お久しぶりです、お元気でしたか?
       ずいぶんとご無沙汰してしまってすみません
       子育てしているお宅ってあれですよね
       お母さんは子育てに忙しいから
       洗濯物が山のようにたまっていたり
       部屋が散らかり放題になっていたり
       家事を怠りがちになってしまいますよね
       そういう所へ 僕が のこのこ やって行くと
       お母さんは ちょっと待ってね なんて言って
       あたふたと 家中を片付けて回る
       そんな気を使わせたら悪いな
       なんて思いましてね
       それで
       少しお宅を訪問するのを遠慮していたのです
       でも、そんな気遣いは無用だったみたいですね
       僕があなたに会いに行かないから
       成長振りを見せようと
       わざわざあなたのお母さんは
       あなたをここへ連れてきて下さいました
       余計な心遣いをさせてしまったみたいです
       
       みゅーちゃん
       ずいぶんと大きくなりましたね
       ぱっちりと明いた目
       しっかりと地を踏ん張る小さな肢体
       その姿は
       何事にも立ち向かっていく
       勇士を見ているようです
       あなたが瞬きするたび
       あなたが一動するたび
       僕の目は
       あなたの
       その愛くるしい姿に
       釘付けになってしまいます
       僕のこの目の中に
       あなたを入れてしまいたい
       このままずっと
       あなたとここにいたい
       そんな気持ちにまでなってしまいます
       それは
       今はまだ
       許されないことです
       そのときがくるのを
       僕は楽しみにしています
       今度お会いするときは
       もう少し
       あなたとの距離が縮められることを祈りつつ
       今日はこれにて失礼致します
       
       忘れていました
       あなたの名前は『 みゅー 』です
       最初にお会いしたとき
       あなたはみゅーみゅーと鳴いていましたね
       だから
       あなたの名前を『 みゅー 』に決めました
       みゅーちゃん
       大きく元気に育ってください
       それではまたお会いしましょう
       
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by dreaming_star | 2004-05-29 21:19 |
詩 『 魔物 』

      デジカメで
      パシャリパシャパシャ
      撮るぼくに
      取り付く魔物
      物言わず
      そこにいるだけ
      それだけで
      こころを掴み
      それだけで
      ぼくを狂わす
      それはなに?
      フレーム越しに
      笑うきみが
      ぼくの魔物さ
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by dreaming_star | 2004-05-29 21:06 |
春の散歩道50 『 アジサイ2 』
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雨の後
アジサイも少し
嬉しそうにしていた。

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by dreaming_star | 2004-05-29 20:16 | 写真
のらねこ物語30 『 だるまさんがころんだ 』
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「だるまさんが ころんだっ!」

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by dreaming_star | 2004-05-29 06:22 | のらねこ物語