2005年 08月 05日 ( 1 )
ペルセウス座流星群 (英名:Perseids)を見よう!
ペルセウス座流星群 (英名:Perseids)

 夏の風物詩ペルセウス座流星群。毎年8月の中旬(ちょうどお盆のころ)になると、「ペルセウス座流星群」の流星がたくさん見られます。この流星群は、1月の「りゅう座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とあわせて『3大流星群』のひとつです。山や高原など空の暗い場所で眺めれば、多いときには1時間で40~60個以上の流星を見ることができます。
 星降る夜は心に感動と勇気を与えてくれます。昼間の暑さを忘れ、星空の旅へ出かけてみませんか?


≪ ペルセウス座流星群観察ガイド ≫


■ 観察時期

 今年のペルセウス座流星群の活動のピークは、8月13日の午前2時から4時、見頃は12日22時から13日未明にかけて

と予測されています。およそ4年に一度の好条件です。

 流星は夜中から明け方にかけてたくさん見える傾向があります。また,ペルセウス座も夜10時を過ぎないと登ってこないのため,たくさん流星を見たいという方は,8月13日の明け方が観察に最もよい時間帯ということになります。

 北の方向をはじめとした空全体がよく見渡せ,空の暗いところなら,1時間あたり数十個の流星が見えるでしょう。

ペルセウス座流星群は,ふつう8月7日ごろから15日ごろまで見ることができます。ピークの日でなくても,前後数日間は天気の良い晩には見ることができます。


■ 観察場所

 流星を見る場所はどこでもよいというわけではありません。もちろん庭先でも,いくつかの流星を楽しむことはできますが,もっとたくさんの流星を見たいなら,条件がよい場所を選ぶ必要があります。

 まず,空が十分に開けている場所を探します。地面に寝転がって,広い範囲の空を気持ちよく見渡せる場所がいいです。もちろん流星は夜空が明るくて星がよく見えない場所では数も少なくなってしまいますので、街明かりの影響の少なく,星がたくさん見える場所を選ぶことはとても重要です。


■ ながめる方向 

 流星は空のあっちこっちに見えるので,特にこの方向というのも特にありません。地面に寝ころぶようにして,できるだけ空の広い範囲を見渡しましょう。もちろん,見晴らしがよい場所の方がいいです。

 ペルセウス座午後10時すぎ北東の空から昇ってきます。その後,徐々に高くなっていきますが,一番空高くに見えるようになる前に,夜明けを迎えて空が明るくなってしまいます。
 午前2時頃ですと北東の空で,「M」あるいは「W」の文字の星の並びで有名なカシオペア座の下に見えています。星座を探したいときには星座早見盤を用意しておくと便利です。
 ペルセウス座流星群ペルセウス座の方向を中心として,そこから飛び出してくるような見え方になります。流星の経路を逆にたどってペルセウス座があれば,ペルセウス座流星群関連の流星といえます。
 流星の観察は,ほぼ真上の空を見ていれば問題はありません。


■ 流星の出現数 

 流星観測のベテランなら,50~100近い流星を数えるかもしれませんが,初心者は30~50を数えることを目標にしましょう。


■ 準備しておくとよいもの

 流星群の観察に特に望遠鏡などの機材は必要ありませんが,懐中電灯,地面に寝転がるシートやマットなどの装備は必需品です。季節がら虫よけも用意しておいた方がいいでしょう。また,夏といっても明け方は冷え込むことがあるので,長袖の服も用意しておきましょう。この他に星座を探すための,星座早見盤もあると便利です。


■ 流星とは 

 宇宙空間に浮かぶごく小さなチリの粒子が,地球大気中に秒速数十キロという猛烈な速さで飛び込み,その時に生まれる大気との摩擦で発光し燃え尽きる現象です。夕方よりも明け方に多く見える傾向があります。
 また,流星には毎年たくさん出現する時期が決まっていて,同じ時期に大量出現する流星にはそれぞれ共通性があるため,これらをまとめて「流星群」と呼んでいます。8月中旬に見える「ペルセウス座流星群」はその代表格です。
 流星のほとんどは1秒以内という瞬間の現象ですが,中には「火球」と呼ばれる明るい流星も見えることがあります。また,この一部で燃え尽きず地面に落下してきたものがいわゆる「隕石」です。火球や隕石の目撃証言は大変貴重なので,もしも目撃したら,明るさ,出現位置や移動方向,衝撃音の有無などを確認し,最寄りの天文台,科学館,アマチュア研究家などへ報告しましょう。


■ 彗星と流星の違い 

 彗星(ほうき星)は,氷やチリなどでできた直径数km~数十km程度の「よごれた雪だるま」のような天体です。これが太陽に近づいた際に表面が溶け,ガスやチリを大量に放出し,尾を引く美しい姿となります。
 流星は宇宙空間を漂っている,直径1mmにも満たないような小さなチリが地球の大気に突っ込み,大気とのまさつによって燃え上がって発光する一瞬の現象です。しかし,流星のもとになるチリは,彗星がまき散らしたものなので,彗星と流星は,いわば親子の関係と言うこともできます。



☆極大夜の観測条件(2004~2006年)
8月JST 極大太陽黄経となる日時 月齢(13d0h) 観測条件 予想 HR*1 140.0(NMS) 140.1(IMO)
2004年 12日20時 12日22時 26 最良 60
2005年 13日02時 13日04時 8 良 40
2006年 13日08時 13日11時 18 悪 50
*1 : HR=1時間当たりの平均出現数


もっと詳しくはこちら → AstroArts 【特集】2005年 ペルセウス座流星群をご覧下さい。
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by dreaming_star | 2005-08-05 19:04 | 天体・星