詩 『 目眩 』

       べっとり身体に纏わりつく街の風
       振り払いようやく辿り着いた部屋
       むっとする熱い風がぼくを包む
       
       窓を開けすーっと流れてくる涼風
       風の背に乗り広がるこおろぎの声
       じっとり額に噴いた汗も引いていく
       
       くらくらくら足下を震わせる目眩
       ぼくは身動きもとれぬまま
       目眩が治まるのを膝を抱えて待つ
       
       二分後ニュース速報が地震を伝える
       ぼくの目眩ではなかったと安堵するが
       いつやって来るとも分からない
       地球の目眩にこころ震わせている
詩歌 目眩
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by dreaming_star | 2004-09-05 21:29 |
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