詩 『 雨が降ると 』
詩集 雨が降ると

       雨が降ると
       あいつのことが気にかかる
       しっかりもののあいつのことだから
       きっとどこかで雨露なんか凌いで
       今は暢気に
       転寝なんかしているんだろうな
       そう思いながらも
       雨が降ると
       あいつのことが気にかかる
       
       雨が
       バタバタ吹き付ける
       透き間風が
       ビュウビュウ唸り声を上げる
       この雨の中
       あいつどうしてるんだろうな
       ぼくは雨戸を開け
       あいつの居る方向に
       懐中電灯の明かりを灯す
       
       こころなし
       雨と風は静まり
       ぼくの照らす
       懐中電灯の灯が伸びる
[PR]
by dreaming_star | 2004-08-30 20:42 |
<< お題1「あなたの地方、エスカレ... のらねこ物語123 『 そうだ... >>