詩 『 月影 』
詩集 月影
       星のない雲天
       青海に横たわる月影
       今夜もそこにあるというのに
       雲間に隠れ
       いっこうに姿を現そうとはしない
       
       風のない静夜
       目覚めたばかりの秋の虫
       微かな鳴き声響くばかりで
       寡黙な清光は
       いっこうに歌おうとはしない
       
       星のない雲天の下
       ぼくは静座をし
       雲が晴れるたび
       青眼を
       キョロキョロさせて待っている
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by dreaming_star | 2004-08-26 22:40 |
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