詩 『 黒い瞳 』
a0001563_22585286.jpg
    暗闇に
    慣れて久しいきみの眼は
    浪花の涙眼を見せまいと
    霞のかかるしまなみを
    朧に映し
    
    涙臘のごとく
    消え行く流景は
    開ききった瞳孔には眩しく
    きみは反らした視線で
    流風の声を探す
    
    ぼくらは
    落日に背を向け歩き出す
    流景の変わりに流光を映し
    肩かける手のぬくもりで
    涙痕をつけたきみが
    微笑み頬を弛ませるときまで
    
[PR]
by dreaming_star | 2004-08-03 23:02 |
<< のらねこ物語97 『 わぁー、... のらねこ物語96 『 きえてな... >>