詩 『 蝶々 』
  

       蝶は飛び 舞うと歌われ
       蛾は飛び 去れと言われ
       同じ鱗翅目の仲間だと言うのに
       なぜ蛾だけが嫌われるのだろう
       
       蝶は昼間 蛾は夜
       そう決めたのは誰だろう
       朝や夕方 薄暗い時間に飛ぶ蝶もいれば
       昼行性の蛾だっていると言うのに
       
       蝶はこん棒状の触覚を持ち
       色鮮やかな羽をたたんでとまる
       蛾はくし状か尖った触角で
       くすんだ保護色の羽を広げてとまる
       
       羽の鮮やかさ華やかさだけで
       蝶は蛾よりも勝っている訳ではなく
       多少 形は違えど
       長い触覚 胴 羽を持つ
       元は同じ鱗翅目の仲間
       
       蝶と蛾
       本当は区別できないほどに
       似ている仲間だと言うのに
       区別するのは
       その容姿にとらわれいるからだろう
       
       蝶と蛾
       区別するものは
       容姿よりもその名
       ならば
       同じ名にしてしまえばいい
       
       蝶と蛾
       同じ空を舞う
       同じ鱗翅目の仲間
       これからは同じ
       蝶々と
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by dreaming_star | 2004-03-16 22:36 | 詩の目次1-100
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