詩 『 好奇心 』
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       みおちゃん
       こんにちは
       あなたとこうやって
       ふたりでお話するのは初めてですね
       ぼくは まだ
       あなたのことをよく知らないので
       あなたを驚かせたり
       機嫌を損ねたりして
       あなたが逃げ出したりしやしないかと
       ひやひや どきどき しながら
       話をしています
       少しぎこちないかも知れませんが
       許してくださいね
       ぼくは
       初めてお会いするときや
       初めてお話するときは
       とても緊張して
       上手く話が出来ないのです
       子供の頃は
       ひどく人見知りをする方で
       知らないひとに会ったりしたときなんかは
       よく母親の後ろに隠れていたものです
       今ではそんなことはなくなりましたが
       恥ずかしがり屋の癖は抜けなくて
       初めて会ったりしたときなどは
       今でも緊張して
       あわあわしてしまいます
       
       みおちゃん
       ぼくがあなたに初めて会ったとき
       あなたは
       子どもたちに囲まれていましたね
       代わる代わる子どもたちに抱っこされ
       揉みくちゃにされながらも
       爪を立てず 恐れもしないで
       好奇心いっぱいの瞳で
       子どもたちを見つめていましたね
       ぼくはあなたたちを
       目を細めて見ていたんですよ
       その好奇心のいっぱいの
       あなたの瞳が
       今 ぼくの目の前で輝いています
       そのビードロのような瞳に見つめられると
       なんだか
       こころの中まで見られているような
       そんな気がして
       少し照れてしまいます
       その瞳に吸い込まれるようにして
       ぼくが差し出した指
       その指をあなたは
       何?っという顔をして
       つんつんと
       突付いて確かめた後
       かぷっと噛みましたね
       指先に当たったあなたの犬歯が
       少しこそばゆかったです
       
       何にでも
       好奇心いっぱいのあなた
       いつまでもその好奇心を持ち続け
       大きく育って下さいね
       みおちゃん
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by dreaming_star | 2004-07-17 21:32 |
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