詩 『 鳴かなくなった鳥 』
啼く鳥

       毎朝 ベランダでさえずってくれた鳥
       美しい声で朝の訪れを告げてくれた鳥
       その鳥の声をいつも聞いていたくて
       その鳥の歌をいつも聞いていたくて
       僕は鳥を捕まえ小さな鳥かごに入れた
       
       毎日 さえずってくれるはずなのに
       美しい声で歌ってくれるはずなのに
       その鳥は鳥かごの中でじっとして
       その鳥は口をつぐんだまま
       歌もさえずりも忘れた鳥になった
       
       ごめんよ ごめんよ
       僕がきみを捕まえてしまったから
       僕が鳥かごに入れてしまったから
       きみはさえずることを忘れてしまった
       きみは歌うことさえも忘れてしまった
       
       さぁおかえり 森へおかえり
       小さな鳥かごから抜け出して
       大好きな家族のもとへおかえり
       大空を飛んで自由に飛んで
       その美しい歌声を森中に響かせておくれ
       
[PR]
by dreaming_star | 2004-03-11 21:01 | 詩の目次1-100
<< 詩 『 素直 』 世界三大なんとか!! >>