詩 『 夏の海の少女 』

       わたしは海 海の精よ
       青色のカーテンにすっぽりと包まり
       レース編の白い靴下とにっこり微笑む顔を
       少女は青いカーテンの隙間から覗かせ
       カーテンの隙間から射し込む日の光は
       包む少女の瞳と髪を
       青色のカーテンの色に染める
       吹き込んで来るそよ風に
       ひらひらと舞う青いカーテンは
       少女に深々とお辞儀をすると
       少女の手を取り
       軽やかなステップで踊り出す
       青いカーテンは
       静かにそよぐ真夏の海のように舞い
       少女はその海の中
       小さな魚の群れと泳ぐ海の精のように舞う
       時折強く吹き付ける風が
       青いカーテンを翻し
       少女の水色のワンピースが水飛沫を上げる
       ザッブーン ザッブーン
       真夏の海面を映したような
       少女のキラキラした青い目から
       さざなみの音が聞こえてくる
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by dreaming_star | 2004-07-13 22:17 |
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