詩 『 七夕前夜 』

       眼下に広がる天の川を隔て
       一年一度だけ逢うことを許された夜
       密かに連ね続けてきたこの想いをわたしは
       あなたに告げることが出来るでしょうか
       
       七夕前夜 今宵の空には
       一等星のあなたが川の上流で明るく輝いているのが見えます
       一等星のわたしもあなたの下流で輝いているのですが
       高く積もる積乱雲に阻まれあなたにはわたしの姿は見えないでしょう
       
       俺さまなどと言ったことのない気弱な わたし ですから
       この想いをあなたに告げることは簡単なことではありません
       雲を掴むような想いであなたは今宵も輝いていることでしょう
       
       ベガ あなたに伝えたいことがあるのです
       月の光に邪魔されず 夜空に掛る天の川の向こうに
       せめて明日だけは その眩しいほどの輝きでわたしの目の前に現れて下さい
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by dreaming_star | 2004-07-06 22:41 |
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