詩 『 夕暮れ時 』

       エプロン姿の母さんが
       つっかけ引っ掛け駆けてゆく
       バタバタ走る母さんの
       後ろ姿が滑稽で
       僕は笑って言ったのさ
        「母さん、そんなに急いでどこ行くの?」
       振り向き様に母さんは
       およよとよろめきつっかけを
       空高く蹴飛ばして天気予想
       
       エプロン姿の母さんが
       自転車にも乗らず駆けてゆく
       自転車に乗ると母さんの
       つっかけ天気予想は見れないからね
        「母さん、明日は晴れるかな?」
       振り向き様に母さんは
       ピューンとつっかけ蹴飛ばして
       ケンケンしながら晴れでしょう
       
       夕暮れ時のこの時間
       エプロン姿の母さんは
       つっかけ天気予想士になり
       ときどきケンパしながら
       スーパーに駆けてゆく
       
       
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by dreaming_star | 2004-03-08 20:57 | 詩の目次1-100
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