詩 『 置手紙 』
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あなたのためならいつだって
私には時間があるのよ
どこで何をしていようと
あなたのもとへ駆けつけるわ

雨の降る寂しい街角で
行き場を失った子猫のように
濡れたあなたの肩に
そっと傘差し掛けてあげるわ

潮風が流れ込み
冷たい風があなた吹き付けても
私が風を変えてあげる
あなたの風を順風に変えて見せるわ

ドアの前まで来たのなら
どうしてチャイムを鳴らしくれなかったの
私は家に居たのよ
ずっとあなたを待ちつづけてたの

あなたの家の前にいます。
そんなこと言って喜ばせておいて
そのまま行ってしまうなんて
酷すぎるわ

あなたを待ちつづけて
私は時間を持て余していたのよ
どこにいても何をしていても
あなたのもとへ駆けつけることが出来てたのよ

ドアの前まで来たのなら
どうしてチャイムを鳴らしくれなかったの
ずっと待っていたのよ あなたのこと
ずっと待ちつづけていたのよ あなたを

置手紙だけ残して行ってしまうなんて
寂しすぎるわ
面影だけ残して通り過ぎて行くなんて
哀しすぎるわ

あなたのためならいつだって
私には時間があるのよ
どこにいようと地球の裏側まで
あなたのもとへ駆けつけてみせるわ
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by dreaming_star | 2004-03-06 01:17 | 詩の目次1-100
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