詩 『 風 』
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            風よ
            おまえはいつもそうやって
            ぼくに何かを伝えたくてやって来るのに
            なぜなにも言わずに通り過ぎて行くんだい
            
            風よ
            おまえはいつもそうやって
            ぼくの目の前を可笑しそうに駆けて行くけれど
            なにがそんなに可笑しいんだい
            
            本当はぼくにも分かっているのさ
            ぼくが弱音を吐き
            おまえに救いの手を差し伸べるのを待っていることを
            
            本当はぼくにも分かっているのさ
            ぼくがこの世に見切りをつけ
            おまえは高笑いするのをいまかいまかと待ち構えているのを
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by dreaming_star | 2004-06-18 21:03 |
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