詩 『 お久しぶりです 』
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       みゅーちゃん
       お久しぶりです、お元気でしたか?
       ずいぶんとご無沙汰してしまってすみません
       子育てしているお宅ってあれですよね
       お母さんは子育てに忙しいから
       洗濯物が山のようにたまっていたり
       部屋が散らかり放題になっていたり
       家事を怠りがちになってしまいますよね
       そういう所へ 僕が のこのこ やって行くと
       お母さんは ちょっと待ってね なんて言って
       あたふたと 家中を片付けて回る
       そんな気を使わせたら悪いな
       なんて思いましてね
       それで
       少しお宅を訪問するのを遠慮していたのです
       でも、そんな気遣いは無用だったみたいですね
       僕があなたに会いに行かないから
       成長振りを見せようと
       わざわざあなたのお母さんは
       あなたをここへ連れてきて下さいました
       余計な心遣いをさせてしまったみたいです
       
       みゅーちゃん
       ずいぶんと大きくなりましたね
       ぱっちりと明いた目
       しっかりと地を踏ん張る小さな肢体
       その姿は
       何事にも立ち向かっていく
       勇士を見ているようです
       あなたが瞬きするたび
       あなたが一動するたび
       僕の目は
       あなたの
       その愛くるしい姿に
       釘付けになってしまいます
       僕のこの目の中に
       あなたを入れてしまいたい
       このままずっと
       あなたとここにいたい
       そんな気持ちにまでなってしまいます
       それは
       今はまだ
       許されないことです
       そのときがくるのを
       僕は楽しみにしています
       今度お会いするときは
       もう少し
       あなたとの距離が縮められることを祈りつつ
       今日はこれにて失礼致します
       
       忘れていました
       あなたの名前は『 みゅー 』です
       最初にお会いしたとき
       あなたはみゅーみゅーと鳴いていましたね
       だから
       あなたの名前を『 みゅー 』に決めました
       みゅーちゃん
       大きく元気に育ってください
       それではまたお会いしましょう
       
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by dreaming_star | 2004-05-29 21:19 |
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