詩 『 月と星 』
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       月になりたい男と
       星になりたい女
       願うものは違うけれど
       互いに見つめる同じ夜の空
       
       月になりたい男と
       星になりたい女
       願うものは違うけれど
       見つめるものは同じ夜の輝
       
       月になりたい男は喊ぶ
       僕はなりたい 月になりたい
       煌々と灼熱の炎を燃やす月のように
       時に朧なやさしい輝きとなり
       君を抱きしめる月になりたいんだ
       
       星になりたい女は呻く
       私はなりたい 星になりたいの
       円らな瞳を煌めかせ
       一瞬でも懸命に輝ける
       あなたと共に星になりたいの
       
       静まり返る夜空にふたつ
       円を描くひとだまふたつ
       仮の姿を抜け出し散歩する
       
       互いの願いは月と星
       夜空を彷徨い照らしはするが
       切望の輝きにはまだなれない
       
       
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by dreaming_star | 2004-02-23 21:48 | 詩の目次1-100
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