詩 『 迷子 』
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       降り止まぬ雨が
       大粒の雨となり
       激しく地を打ちつける
       その地に這いつくばる
       小さな叫び声を
       無情にも飲み込んでゆく
       
       大粒の雨が
       やわらかな毛に
       じわりじわりと染み込み
       その小さな身体を
       小刻みに震わせはするが
       叫び声は止めようとはしない
       
          おかあさん、おかあさん
          どこにいるの?
          はやく、はやく
          ぼくをむかえにきて
       
       降り止まぬ雨は
       激しさを増すばかり
       声を小さくしながらも
       小さな身体は叫び続ける
       
       地を打ちつける
       雨音に負けないよう
       その叫び声が
       母親のもとに届くまで
       
          おかあさん、おかあさーん
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by dreaming_star | 2004-05-20 21:45 |
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