詩 『 海越しの空 』
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    流れ来る雲は白き姿を
    その時の中に留め
    昇る日の光は輝きを増すものの
    刺すほどに眼は痛みを感じない
    
    さすらう風はここにはやって来ず
    そろそろと上空を流れていくばかり
    この空は海越しの青さだと言わなければ
    誰も本当の空の青さに気づかない
    
    虚ろな目をした者には
    海越しの空も本当の空も
    みな同じに見えるのだろう
    
    現実から逃避する者には
    違いさえ分からなくなるほどに
    幻想の空は眩しいものなのだろう





       
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by dreaming_star | 2004-05-14 23:12 |
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