詩 『 ふぅーっの息 』

       僕の今の心境を
       例えるなら
       多分こんな感じだろう
       
       不意にくらった
       一本背負い
       乱れた柔道着の
       衿を正して
       裾を引っ張りながら
       場内中央の
       白線に向かっていく
       そのとき
       ふぅーっと息を吐く
       この息の感じが
       そうだろう
       
       ふぅーっと吐く息には
       後悔や
       痛恨の思いが
       込められている
       だが
       僕の吐く
       ふぅーっの息は
       悲悔のふぅーっよりも
       悔心のふぅーっの方が勝り
       少し尻上がり気味なのだ
       
       制限時間には
       十分時間はあるじゃないか
       そう言い聞かせるような
       ふぅーっと吐く息
       どりゃー
       奇声に変わり
       闘志漲るのは
       もうすぐ
       もうすぐ
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by dreaming_star | 2004-05-14 21:21 |
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