詩 『 あおいため息 』

       雨の降る日の次の朝
       照らす草葉の色ほどに
       眼にいいあおはないのだと
       か細い声で虫は囁く
       
       山道歩く足下に
       根を張る草木の足下に
       傾斜を辿る山水が
       やわらやわらと吸い込まれてく
       
       くすくす笑い草たちが
       ぬおぅぬおぅと木々の根が
       昨日の雨を朝日のうちに
       
       ごくりごくりと飲み込んで
       地を這う虫の声のよに
       ほっと息つくあおいため息
       
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by dreaming_star | 2004-05-05 22:58 |
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