詩 『 小さな命 』
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     大きな身体と小さな身体
     二つの身体を比べると
     大きな身体の方が
     何でも持っているから
     大切だと思うかも知れない
     
     大きな身体と小さな身体
     二つの身体を比べると
     大きな身体の方が
     何でも知っているから
     立派だと思うかも知れない
     
     でもね
     大きな身体と小さな身体
     身体の大きさに比例して
     命の大きさも
     大きくなるかと思うけれど
     そうではないことを
     よく覚えていて欲しいんだ
     
     昨日行った公園に
     白い小さな花がいっぱい咲いたね
     白いかわいらしい花を
     ひとつ ふたつ みっつ ・・・
     君は指折り数え
     ずっと見つめていたね
     
     昨日歩いた山道のわきで
     茶色い仔犬たちが鳴いていたね
     「ちっこくてかわいいね。」
     君は僕の手をぎゅっと握りしめ
     仔犬を抱きしめたいのを我慢して
     じっと見つめていたね
     
     その時の気持ち
     よく覚えておいて欲しいんだ
     昨日 君が見た
     白い小さな花や茶色い仔犬たち
     他の小さな身体をしたものたちは
     その小さな身体の中に
     小さな喜びを持っている
     それは
     大きな身体をしたものが
     持っていないものなんだ
     
     でもね
     小さな身体をしたものたちは
     自分ひとりのちからじゃ生きられない
     誰かに守って貰わないと生きていけないんだ     
     だからね
     小さな身体をしたものを見つけたら
     よく周りを見てごらん
     きっと誰かがそばで見守ってくれているから
     
     でもね
     見守ってくれる人が誰もいなかったら
     君が守ってあげなくちゃいけないよ
     君の父さんや母さんが
     君を大切に思う気持ちと同じくらい
     小さな身体の命も大切な命だから
     君がぎゅっと抱きしめて
     小さな命を守ってあげなくちゃいけないよ
       
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by dreaming_star | 2004-05-03 22:14 |
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