詩 『 あたたかな日差し 』

       
       
       あたたかな日差しに誘われて
       山に行きました
       
       山道脇に菜の花が咲いていました
       オオイヌノフグリも見つけました
       タンポポの綿毛が飛んでいました
       花たちはこぼれそうな笑顔をして
       そよ風にゆらゆら揺れていました
       
       少し肌寒い風の中にも
       あたたかな風の匂いがして
       もうすぐそこに
       春がやって来ているんだな
       なんて思いながら山道を歩きました
       
       あたたかな日差しが呼んでる気がして
       海に行きました
       
       砂辺の海草が新緑の色をしていました
       さざなみがやさしく波打っていました
       海流が大きな顔で微笑んでくれました
       はにかみ屋さんの潮風に口づけすると
       ちょっぴり甘い春の海の味がしました
       
       少し肌寒い潮風に吹かれながらも
       あたたかな春の匂いがして
       もうすぐそこまで
       春がやって来ているんだな
       なんて思いながら海辺を歩いていました
       
       僕が歩くたび
       足を踏み鳴らすたび
       春の足音が近づいて来るような
       そんなあたたかな日差しでした
       
       
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by dreaming_star | 2004-02-03 21:01 | 詩の目次1-100
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