のらねこ物語193 『 クロマのかくれんぼ 』
のらねこ物語 クロマのかくれんぼ こねこ 写真

ララとクロマはかくれんぼをすることにしました。
最初はララがオニになりました。
十数えると、。
「もういいかい?」
と、ララは言いました。

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「まーだだよ。」
クロマは隠れ場所を探しながら言いました。

「もういいかい?」
ララがもう一度言うと、

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クロマは石の柱の影に隠れて
「もういいよ!」と言いました。

ララは額に手を当てて辺りをぐるりと見回すと、
クロマを探して歩き出しました。
「クロちゃーん、どこにいるのかなぁ。」
すると、石の柱の影で
黒くて小さなものが動いているのを見つけました。
それは、隠れているクロマでした。
ララは、クロマのそばに走っていくと、
「クロちゃんみーつけたっ!」
と、大きな声で言いました。

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「あー、みつかっちゃったぁ。」
クロマはコロンと仰向けになると、残念そうに言いました。

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「どうしてみつかったのかなぁ。」
ひとり考えているクロマを見て
ララはくすっと笑いました。

黒いクロマの身体は
白い所ではよく目立つのです。
ララはそのことを知っていましたが
クロマには内緒にしておきました。
隠れ上手のクロマよりも
へたっぴないまのクロマと
かくれんぼするのが面白かったからです。

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by dreaming_star | 2005-08-01 19:11 | のらねこ物語
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