詩 『 小指 』

       こんちくしょー
       こんちくしょー
       何で俺だけ 俺だけ
       こんな思いしなくちゃいけないんだ
            
            嘆きたくなるよな
            お前さんのその気持ち よく分かるよ
            別にお前さんが悪い訳じゃないのに
            被害に遇うのはお前さんばかり
            ブレーキの側にいたというだけで
            今日痛い思いをしたお前さん
       
       こんちくしょー
       こんちくしょー
       何で俺は 俺は
       端っこにいなくちゃいけないんだ
            
            どこか別の場所に移りたい
            お前さんのその気持ち よく分かるよ
            別にお前さんが選んだ訳じゃないのに
            端っこにいるからあまり活躍出来ない
            親指みたいに頻繁に活躍したいのに
            遠い場所にいるから出番がないお前さん
            
       でもね 小指さん
       お前さんにだけしか
       出来ないことがあるよ
       思い出してごらん
       よーく考えてごらん
       
            あの子とゆびきりげんまんするのは誰だい?
            あの子と赤い糸で結ばれてるのは誰だい?
            
       小指さん
       お前さんにしか出来ないこと
       他にもいっぱいあるんじゃないのかな
       思い出してごらん
       よーく考えてごらん
            
            だからね
            端っこにいるからって僻まないで
            早くその傷直して
            結ばれた赤い糸手繰り寄せ
            ほら、あの子とゆびきりげんまん
            みんなを羨ましがらせてやろうよ!
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by dreaming_star | 2004-04-25 22:50 |
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