詩 『 残桜 』
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あの桜木が
花を散らせてしまっても
悲しむことはない
儚く舞い散る花の姿が
君を惑わせているだけで
あの桜木は君の前から
消えてしまうわけではないのだから

あの桜木が
香りを漂わせなくなっても
嘆くことはない
咲き始めた春の花が
君の鼻先を嗅ぐわせているだで
あの桜木は君の下から
切り倒されるわけではないのだから

日差しのない桜木のように
咲き誇ってもそこに留まる残桜のように
確かな花ならば温め続ければいい
揺らめき散る花ならばいっそのこと
風に吹かれ舞う桜と共に
君の花を散らせてしまえばいい

巡る季節があるように
春は必ずやって来るのだから
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by dreaming_star | 2004-04-18 21:16 | 詩の目次1-100
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