詩 『 ノンタンの洗濯 』

       ゴシゴシ ゴシゴシ
       ノンタン何かを洗っている
       
       「ノンタンなに洗ってるの?」
       そう聞くと
       ノンタンは泡だらけの手で
       髪を掻き揚げ
       お母さんそっくりの顔で笑ってた
       
       ゴシゴシ ゴシゴシ
       ノンタンは洗濯をしている
       
       「ノンタン何洗濯しているの?」
       そう言うと
       ノンタンは無邪気な声を
       歌うように弾ませて
       お母さんそっくりの声で答えてくれた
       
       ノンタンは今ね 洗濯をしてるの
       お母さんはいつも忙しいから
       心にゆとりが持てないんだって
       だからノンタンが代わりに
       心の洗濯しているの
       
       ノンタン今ね 泡をブクブクさせてるの
       お母さんの心を泡だらけにして
       お日様に照らした後は
       フワフワの綿菓子みたいに
       心が変わる魔法をかけるんだよ
       
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by dreaming_star | 2004-04-18 00:09 | 詩の目次1-100
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