詩 『 たそがれ色の瞳 』

            君は窓辺の椅子に腰掛けて
            窓越しに沈む夕日を見つめていた
            
            ずっと前から その場所で
            流れる時間は 君の前を通り過ぎて
            瞬く瞳の中 君だけの空間がときを刻む
            
            そんな君に僕は近づくことが出来ない
            たそがれ色をした君の瞳には誰も近づけない
       
            君は窓辺に頬杖をついて
            窓越しに沈む夕日を見つめていた
              
            かきあげた髪を たそがれ色に染め
            沈む夕日だけが 君を包み込んで
            静かに揺れる瞳に 君だけの空間にときを刻む
       
            そんな君に僕は近づくことが出来ない
            沈む夕日の色をした君の瞳には誰も近づけない
            
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            僕らと同じ空間に
            君は存在しているように見えはするが
            僕らと同じ場所にはいない
            君は遥か彼方
            
            夕日を映す君は
            静かに水平線に消えていくように
            ゆるやかな川の流れのように
            たそがれ色の潤んだ瞳で見つめている
             
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by dreaming_star | 2004-04-14 00:03 | 詩の目次1-100
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