詩『 椅子のスカーフ 』

       西向きの部屋の窓際
       ひとつ置かれた椅子
       夕日の照らす頃
       あの人はいつも
       うたた寝をしていた
       ゆったりとした背もたれに
       小さな身体を預け
       子供のような寝顔をしていた
       
       その椅子に座る人もいなくなり
       いまでは
       背もたれのスカーフが
       その椅子でうたた寝をしている
       あの人のように
       長髪を靡かせて
詩集 椅子のスカーフ
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by dreaming_star | 2004-12-19 08:51 |
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