詩 『 ショボショボの目 』

       ショボショボの目をして
       君はパソコンに向かう
       
       昨日も その前の日も
       眠ることを惜しみ
       君はパソコンに向かっている
       
       「僕が夢中になる理由なんて
        到底君には分かりっこないよ」
       
       あの日そう言った君の声が
       微かに震えていたのは空耳?
       
       「僕のことなんか
        もうほっといてくれよ」
       
       あの日そう言った君の瞳が
       揺らいで見えたのは思い違い?
       
       仮眠室の簡易ベッドに
       転がり込んだ君は
       少しの間
       寝息を立てはするが
       すぐに起き上がってくる
       
       眠り姫のスクリーンセーバー
       君の目に映る間もなく
       羅列した数字が
       また画面いっぱいに
       浮かび上がる
       
       君の目は
       数字しか
       見えなくなってしまうまで
       ショボショボに
       なってしまったの?
       
       
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by dreaming_star | 2004-04-08 23:05 | 詩の目次1-100
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