詩 『 アンゴウ 』

       今更、公言することでもないのだが
       ぼくはアンゴウが好きである
       
       ごく普通に眺めると
       羅列しているに過ぎない文字たち
       その羅列する文字たちの
       見方、視点を変えると
       何の変哲もないオブジェが
       鏡に映し出されるグランドピアノのように
       今まで、
       何の意味も持たない文字たちが
       ある法則に従い、暗号を解いて
       文字たちが自然と暗合し歌いだす
       
       そんな詩を
       ぼくは
       創りたいと思っている
       
       でも、
       いまのぼくは
       その思想を膨らませるばかりで
       その思いは
       夜毎吹く暗風に浚われている
       
       暗香が漂い始めるころ
       暗唱出来ればと思っている
       
       暗示した文字で
       振り返る言葉を
       暗躍出来る詩を
       ぼくは
       いつか
       創りたいと
       思っている
詩集 暗号,暗合,アンゴウ
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by dreaming_star | 2004-12-09 22:17 |
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