詩 『 胸騒ぎ 』

       ぼくは知ってしまった
       知らなくてもいい事実を
       ぼくは完全に
       知っている訳ではないのだけれど
       
       ぼくは知ってしまった
       知らなくてもいい真実を
       ぼくは確実に
       そのとき気付いてしまった
       
       ぼくのこころに
       煩悩の波が打ち寄せる
       胸の前で合わせた両手で
       煩悩の波を遮ろうとするが
       波は容赦なく打ちつけ
       ぼくのこころを揺るがし始める
       
       ザッブーン、ザッブーン
       潮騒ぎが聞こえる、良くない兆候
       ぼくの胸が騒ぎ出す
       煩悩の波、波が
       渦巻きぼくのこころを
       いまにも浚おうとしている
詩集 胸騒ぎ
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by dreaming_star | 2004-11-14 21:07 |
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