詩 『 相性 』

       分からないことがあると
       ぼくは唸る
       うーんうーんと唸る
       どうしてなのかな?
       なぜなんだろう?
       と
       
       それでぼくは考える
       ない知恵を絞って
       一日中、考えていることもある
       でもすぐには
       ぼくは答えを見つけらない
       
       ぼくは答えを探そうとする
       答えはどこかに隠されているだろうから
       ぼくの気付かないこころのどこかに
       その答えは隠されていると信じているから
       
       その答えは
       ちっぽけなことだったんだね
       ほんの些細なこと
       きみの笑った顔が気に入らないとか
       つい口にしてしまった言葉が気になったりとか
       ぼくのこころをチクッと刺す
       そびら*のようなものなのだと思うよ
       
       ぼくは気付いたんだよ
       そびらは放っておいても取れない
       時間が経つとだんだん
       ぼくのこころを疼かせるんだ
       指の先を伝わり
       こころの中を
       疼かせる始めるんだよ
       
       痛い、痛い
       指が
       こころが
       ぼくのこころをチクチク刺す
       そびらが
       ぼくのこころまでも
       ワァワァ泣かせるんだよ
       
       ごめん、ごめんね
       ぼくときみとは違う
       考えることも違えば
       普段口にする言葉も違う
       ぼくときみとは
       相性が合わないんだ
       きみはぼくにそびらを立てはするが
       ぼくのこころには花は咲かせない
       もし、ぼくが花を手にしたとしても
       きみはその花には
       こころの花を
       咲かせはしないだろう
       
       
*そびら=刺さる棘のようなもの
詩集 相性
[PR]
by dreaming_star | 2004-11-10 22:46 |
<< 詩 『 雨音 』 いま悩んでいること。 >>