詩 『 言葉 』

       ぼくの言葉なんて
       陳腐なものさ
       一度だって
       きみを笑わせたことがないのだから
       
       哀しみに打ちひしがれたきみを
       ぼくの言葉は
       一度だって
       きみを抱きしめたことがない
       
       嗚咽を上げるきみに
       どうしたの?と声をかけたっきり
       ぼくはきみを笑わせるような言葉を発しない
       
       きみを両腕でしっかりと抱きしめて
       きみの気が静まるのを背を撫でながら
       ただ待っているだけなのだから
詩集 言葉
[PR]
by dreaming_star | 2004-10-30 22:02 |
<< "Jack-o... 新紙幣。 >>