詩 『 春の北風は晴れ 』

       春先のまだ北風が吹く日
       君が教えてくれたことわざ
       僕がまだ訪れたことのない島
       君の住む石垣島のことわざ
       
       春の季節も間近になる頃
       南寄りの風 暖湿流がやって来る
       冷たい空気の残る春先に
       暖湿流が入り込むと空気が飽和し
       水蒸気が凝結して雲が出来るんだよ
       
       そう言うと
       君の呼び寄せた南風が
       さぁーっと僕の目の前を通り過ぎて行く
       見上げると空には
       もくもくと漆黒の雲が立ち込め
       今さっきまで広がっていた青い空は
       もう大粒の雨を流し始めている
       
       春先のまだ北風が吹く日
       君が教えてくれたことわざ
       僕がまだ訪れたことのない島
       君の住む石垣島のことわざ
       
       春の北風は晴れ ということわざは
       井戸水の水位が上がると台風が来る
       という意味なんだよ と教えてくれた
       はずれることの方が多いんだけどね
       君は少し照れ笑いしながら
       まだ寒い北風に吹かれて
       春先の空気の匂いをくんと嗅いだ
       
       
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by dreaming_star | 2004-03-31 21:15 | 詩の目次1-100
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