詩 『 ライオンだと思っていたのに 』

       草原を颯爽とかけるライオンだと思っていたのに
       それはウサギだった
       勇敢な百獣の王ライオンだと思っていたのに
       それはライオンの皮を被るウサギだった
       
       百獣の王だって嘆き悲しむ時だってあるさと
       叱咤激励のつもりでライオンにかけた言葉も
       ウサギには届かなかった
       
       ウサギは飛び跳ねて怒っている
       ピョンピョン飛び跳ねて帰っていく
       少しはぼくの声が聞こえたようだが
       肝心な所は聞きそびれたようで残念でならない
       
       ウサギが月に帰る前に
       ひとこと伝えたいことがあるのだが
       ウサギは聞いてくれるだろうか
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by dreaming_star | 2004-10-11 00:00 |
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