詩 『 霞 』

       白い被衣に身を包む山並み
       これから誰のもとに参るのか
       そう問うてみても
       地に落とした視線上げようともせず
       
       一重二重三重に広がる山並み
       宵の闇が色濃く迫り来て
       その足下に射す光をなくしても
       いっこうにその場を離れようともせず
       
       麗しい瞳見開くこともなく
       降りしきる雨が
       瞼に重く圧し掛かる
       
       地に付けた足跡を辿るように
       霞の被衣を被る山並みは
       秘め事を抱えそこに立ち尽くす
       
       
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by dreaming_star | 2004-03-30 21:53 | 詩の目次1-100
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