詩 『 ある日の出来事 』

       ある日ある人が
       「当たり前に今日はやって来るものだ」
       と言いました
       「今日見つけた花や 今日手にした幸せは
        当たり前にしてやって来たものなのだ」
       と言いました
       
       当たり前にやって来る今日
       当たり前にやって来る幸せ
       そんなもの
       ぼくはちっとも
       ホンモノだとは思いません
       
       東から陽は昇り
       西へと沈みます
       これは当然のことです
       しかし
       風はそよぎ
       波はざわめき
       日々違った姿を見せます
       これも当たり前してやって来る
       今日の出来事なのでしょうか
       当たり前にして
       やって来る今日などありません
       今日と言う日は
       望むべきして迎える日なのだと
       ぼくは思うのです
       
       ある日ある人は
       ぼくに感謝の念を伝えようとしました
       でも、
       ぼくは
       “当たり前”や“おかげさま”
       と言う言葉が引っかかり
       素直にうんとうなずくことが
       いまも出来ないのでいるのです
       
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by dreaming_star | 2004-09-21 00:08 |
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